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第447回松温会4月例会開催報告

更新日:2025年6月24日

第447回松温会4月例会は、講師に荻山 恭平氏(大学46回、NHK松山局アナウンサー)を迎え、「地域に根ざして」と題し、赴任した各地での思い出、現在、番組編責(いわゆるプロデューサー業務)を担当するラジオ番組の魅力などについてお話を伺った。
荻山氏は、高校時代から情熱を傾けていたサッカーをケガにより断念。今後の相談のため訪れた、なじみのサッカーショップで、たまたまアルバイトをしていた放送研究会の部員に声をかけられたことが、放送業界を目指すきっかけとなった。

在学時は、熟田津祭の司会を担当するなど、本学行事の盛り上げに貢献、地元各局のラジオ番組にも関わるなど、学内外で精力的に活動した。卒業後は、NHKに本学史上二人目となるアナウンサーとして入局した。
地域局の勤務を経て、東京勤務も経験。ラジオセンター時代の2012年には、ロンドン五輪の現地リポーター、アナウンス室時代には、「100年インタビュー」、「インタビューここから」といった全国放送番組の制作を担った。
現在は、ふるさとのNHK松山放送局で、県内向けの夕方ラジオ番組「ひめゴジ!」の番組編責を担当。自ら創設に携わったというこの番組は、「世代関係なく、より多くの県民に出演してほしい」との思いから、地元の高校生や大学生が出演する「アオハル通信」や、地元の語りのグループが愛媛に伝わる民話を伊予弁で紹介する「愛媛のむかし語り」など、県民参加型の、地域に根差した番組となっている。
荻山氏は、ラジオの良さは①移動中等いつでもどこでも聴ける②災害時(電源喪失等)に強い③耳で聴くことにより記憶、理解、想像力等脳を鍛える④マスメディアでありながらパーソナルなメディア⑤スポーツ中継や音楽など音が頼りならではの魅力があると語った。大学時代に取り組んでいたことが今に繋がっており、「地域に貢献できるアナウンサーでありつづけたい」と、講演を締めくくった。
(参加者38名)

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