会長挨拶

不易流行

温山会会員の皆様には、日頃から温山会活動にご理解とご支援をいただき厚くお礼を申し上げます。

昨年発行された温山会報第63号の巻頭言で、秋川啓人会長が「温故知新を大切に」と題した挨拶文を寄せておられました。その年の秋9月11日、秋川会長の逝去という悲しい知らせを受けました。これにより、急遽10月に常任理事会で承認いただき、私が会長代行に就任しました。前会長の任期の間、微力ではありますが温山会並びに松山大学の発展に努めてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

未曾有のコロナウイルスのパンデミックは、世界を一変させました。世界は、カーボンニュートラルを実現する連携の中で自国主義を深めている様に思います。そして国内では、少子高齢化と並行してデジタル化が一気に進み社会経済活動を大きく変えています。

こうした変化の中で、来年2023年(令和5年)には、松山大学は創立百周年を迎えます。また2027年(令和9年)には、温山会も百周年となります。この歴史ある松山大学と温山会を次代に繋げていくためにも、変わらないものを忘れず、新しみや変化も同様に取り入れていこうと思います。それが、秋川会長も書いておられた「温故知新を大切に」の思いにつながるものだと考えます。
変わらないもの、それは私も建学の志を実現した三恩人の存在だと考えています。そして、三恩人の一人である新田長次郎翁の人生や人となりを反映したともいえる「校訓三実」です。本学の精神的支柱としてこれまで約8万人もの卒業生を社会に送り出してきました。

新田長次郎翁は、実学の達人と言われています。福沢諭吉の「学問のすゝめ」に影響を受け、自らの探求心で経験から学び、二度の海外視察で視野を広め、すべては実用にあるとして、「技術は稽古」だと話されています。熱心に学び、人には誠実に付き合い、学んだことをやってみる、失敗したらその経験からまた学ぶ実学です。

松山高等商業学校、松山経済専門学校、松山商科大学そして松山大学と校名は変わっても「校訓三実」から実学を学んだ卒業生は、愛媛県はもとより国内外で活躍しています。

時代環境は変わっても、この建学の精神は変わらないものだと思います。秋川前会長が、「先輩から受けた恩を後輩に渡す」と言って、コロナ禍の温山会活動を引っ張ってくださいました。ウィズコロナの時代に、私も校訓三実の意味を改めて自らに問い、建学の原点を思い、次代に向けて松山大学の発展と温山会会員の交流、親睦を図っていきたいと思います。

これからも母校松山大学そして温山会へのご支援ご協力を、改めてよろしくお願い申し上げます。

2021年10月21日

松山大学温山会
会長代行 大城戸圭一

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