松山支部

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第426回 松温会5月例会開催報告

更新日:2023年5月31日

令和5年5月16日(火)12:00より、道後友輪荘 2階 友輪の間にて、第426回松温会5月例会が25名の温山会員の出席者のもと開催されました。

まず、今井俊朗松温会会長から「今回は、本学法学部教授の今村暢好先生に『加藤拓川の人物像』という演題でお話いただきます。今村先生は今年2月に愛媛県美術館で開催された拓川展の資料収集にもご尽力されました。本日は三恩人の一人である拓川翁について勉強をしていただければと思います」とご挨拶がありました。

今村先生は、加藤拓川翁に関する調査を行っていますが、本来の専門は「刑法」とのことです。

昼食後卓話に移り、今村先生から「加藤拓川は、松山に生まれ、外交官としてフランス、ベルギー、シベリアなどでご活躍し、晩年は松山市長となりました。市長時代、高等商業学校設立構想を受け入れ、加藤彰廉に相談し、設立費用について新田長次郎(温山翁)に多大な出資を依頼して、松山大学の設立に道筋を付けました」と拓川翁が大学設立のキーマンであったことについてお話いただきました。

また、分け隔てなく交友関係を広げる「人とのつながりで生きる」人生観を持ち、学生時代には原敬や陸羯南、仏学塾では中江兆民、また、外交官、国会議員時代には西園寺公望や犬養毅と出逢い、つながりを築いたことなどについてお話しいただきました。

 

加藤拓川翁の生涯を通じての功績の大きさを再認識させられる貴重なお話を聴くことができました。

 

最後に、今回初参加の井芹和博さん(大22)の自己紹介があり、例会は閉会となりました。

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