松山支部

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「第369回松温会4月例会」報告

更新日:2016年5月17日

「第369回松温会4月例会」が4月21日(木)正午より、いよてつ会館ロビンルームで開催された。

秋川松山支部長から、熊本地震へのお見舞いが冒頭に述べられるとともに一日も早い復旧を願った挨拶があった。4月11日に使用が開始された樋又キャンパスについて素晴らしい環境となったことの紹介があった。

【秋川支部長あいさつ】

【秋川支部長あいさつ】

 会食が始まる中、学生が関わって出来上がった『のうみん株式会社』製の飲料の紹介があり各テーブルにサイダーの試飲サービスがあった。爽やかなライムの香りと、スッキリとした味わいの松山ライムサイダーは、愛媛県松山産のライム果汁5%(約1個分)を使用し無香料。愛媛県産ブラッドオレンジ果汁10%(約1個)を使用し、無香料のえひめオレンジサイダーは、「アントシアニン」たっぷりで芳醇な香りと甘酸っぱい味わい。また、伊予柑果汁10%使用、伊予柑の爽やかな香りとさっぱりとした大人の味わいを楽しむことができた。

 

【国産ライム】

【国産ライム】

 4月例会は、平成27年度社会人基礎力育成事業に於いて、『のうみん社プロジェクト』の担当、松山大学経営学部檀裕也教授とプロジェクトに携わった学生さんに「学生が成長する産学連携プロジェクト~社会人基礎力育成事業『のうみん社プロジェクト』の取り組み~」というテーマで卓話を行っていただいた。

プロジェクトのねらいとして
1 松山大学の経済・経営・人文・法の各学部から学年を問わない学生を公募して、『のうみん株式会社』との連携によって愛媛産農産物の商品開発と販売促進活動に取り組み、自律的に行動できる人材を育成する。
2『のうみん社』から松山大学の学生たちに求められている「若い感性に基づく斬新な発想」を最大限に発揮できる環境を用意する。
3 学生たちによるプロジェクトの組織化を進め、昨年度の取り組みを今年度に、そして今年度の取り組みを来年度に。活動するメンバーが入れ替わったとしても、持続可能な組織を構築する」こととした。
 「のうみん社」プロジェクトが3年目になる法学部法学科4年次生の土居真梨恵さん。ただ座っているだけの1年目から、2年目は総合リーダーとして活動できたこと。3年目は後輩たちの補佐にも関われるようにしたいとの抱負が述べられた。

【法学部4年次生:土居真理恵さん】

【法学部4年次生:土居真梨恵さん】

 プロジェクトに参加したきっかけは、高校生まで人と話をすることが苦手だった自分の性格を直したいとのことだった。
 1年目の活動内容として、「俳句甲子園地方大会」や「松山みなみマルシェ」「スーパーマーケット・トレードショー2015」に参加したこと。また、『媛肌せっけん』の開発に関わることができ、新商品案を考えたりデザインや名称などを考えたりした。1年間を通して「積極的に発言はできたかな?と自分に問いかけながらの日々。人と話すことはできるけど、大勢の前では話せない」という反省も残っていた。

2年目は、5月12日に第1回の会議があり、昨年度から活動しているメンバーとして、「のうみん社」プロジェクトの活動内容を話す機会があった。檀先生からプロジェクト全体の運営をしたり毎回の会合内容を考えたりする総合リーダーの話があり、リーダーが務まるのか不安はあったけれど“自分を変えたいという思い”と昨年度までの檀先生主体の企画・運営から学生主体のプロジェクト運営をしてみたいと思いからリーダーを引き受けた。
 2年目にリーダーとして一番頑張ったことは、毎回の会合の打ち合わせや社会連携室の方々や檀先生との2週間に一回の打ち合せだった。会議の司会や連絡調整も大変で、参加できなかったメンバーにプロジェクトの内容を伝えるための議事録作成も行った。毎回のプロジェクトをよりよいものにするためアンケートを作成し、その評価を生かしての取り組みもできた。リーダーとしての不安を乗り越えていろいろな経験から学ぶことがとても多く、大勢のメンバーの意見をまとめることの大変さや会議での話しやすい雰囲気づくりも重要であることを実感した。

【国産ブラッドオレンジ】

【国産ブラッドオレンジ】

 3年目の今年は、総合リーダーの経験を生かして後輩のサポート役をしていき、新しいメンバーへのサポートや「のうみん社」プロジェクトの更なる成長を目指して、昨年度できなかった「新商品」の開発や商品の密度を上げるために、県外などでの観察活動を行いできるだけ多くのイベントに参加して成長を目指したいとの抱負が述べられた。

 次に、4年次生一色美来さん。商品開発に興味がありこのプロジェクトに参加して3年目。活動の改善点や反省点をまとめ、それを後輩たちにつないでいけるような組織にしたいとの思いで総括班の活動に参加した。商品開発のプロの話に興味があり、講演会やプロジェクト創設者による講演、プロジェクト創設者・OB・OGとの交流会が実現した。

【法学部4年次生:一色美来さん】

【法学部4年次生:一色美来さん】

 先生が中心にホームページを作成していたWeb班に、3人学生のメンバーが参加することになった。ホームページづくりを通して、プロジェクトそのものや「のうみん社」への関心、サイダー等の商品への関心を高め、自分にできることはないかと考えていた。Web班として、社長へのインタビューやイベント出店の告知、商品の紹介や「のうみん社」の新しいロゴの作成等々にチャレンジしてみた。

 

 

 今回参加できなかったメンバーの意見として、①人の連携や協力について学ぶことが多かった。②初対面の人や、前に立って大人数の前で話すことに慣れることができた。③人と関わることでよい案ができることに気付いた。④大学の授業では体験できない様々な体験ができた。⑤参加する前に比べて、積極的な自分に成長できた。

【開発商品:3種のサイダーの紹介】

【開発商品:3種のサイダーの紹介】

 このプロジェクトに参加した2人からは、「プロジェクトを通して、周囲への配慮ができるようになり、周りから意見を引き出すことや視野を広げることができた。誰よりも充実した1年だった」との感想が述べられた。 

「最初はグー、ジャンケン・ポン・・」プロジェクト発表に引き続き始まったお楽しみじゃんけんゲーム。景品としてアボカドを使用した『媛肌せっけん・鰐梨』が3つプレゼントされた。女性3名中1名に。男性全員でジャンケンして内2名にプレゼントされた。

【国産アボガド】

【国産アボカド】

【アボカドには、リノール酸やリノレン酸他、お肌に良いとされている成分を多く含みます。そのアボカドのエキスとオイルを取り入れたのが「媛肌せっけん」。この「媛肌せっけん」で洗顔すると、お肌を保湿しさっぱりします】(ホームページより)

 

【お肌うるおい「媛肌せっけん」】

【お肌うるおい「媛肌せっけん」】

 

 

 4月例会も3月に引き続き若い大学生のエネルギーが温山会員に乗り移り、学生との楽しいやり取りは尽きることなく、次から次へプロジェクトへの質問、新商品の提案と話題が膨らみとても盛り上り華やいだ雰囲気の中で松温会は終了した。

 

じゃんけんゲームで勝ち抜いたメンバーの1ヶ月後が楽しみです。

 

 

 

 

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