温山会沖縄支部総会開催報告

　温山会沖縄支部総会が、2月6日(土）16時から、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューにて開催された。事務局長の源河利憲氏(大51）の開会の辞の後、総会が行われた。まず初めに、沖縄支部長の勝連　均氏(大48）が、「本日は、第2回沖縄支部総会にお集まりいただきありがとうございます。今回は、事前準備不足のため参加者が少なく、また第２回目までに３年のブランクになったことを深くお詫び申し上げます。第２回目の開催を楽しみにされていた、最年長の山川文康氏(高17）が昨年お亡くなりになられとても残念に思います。次年度からは、ブランクのないよう毎年２月の第１土曜日に開催したいと考えています。皆様お誘いあってぜひご参加いただきたい。」と挨拶があった。
　続いて、村上宏之学長より現在の在学生数、旧南海放送跡地に建設中の樋又キャンパスが４月にオープンし、ＩＴを活用したグループ学修や、地域連携活動などにも使用することが説明された。また松山大学創立100周年に向けて「高等教育の拠点」と「知の拠点」、そして卒業生、在学生並びに教職員が誇りをもてる「学びの場」としての基盤と体制を整えていくことについての挨拶があった。
　続いて、温山会本部より顧問の一色正明氏(大19）より、「温山会会長代理として出席させて頂き、光栄に思っております。山川様におかれましては第１回目にお会いした時に俳人の種田山頭火と面識があるとおっしゃっていたので、またその当時のお話をお聞かせていただきたかったのですが、お亡くなりになられたと伺い、誠に残念です。また、昨年は戦後70年の年で、沖縄は日本で唯一地上戦があった所で、日本にとっても、沖縄の皆様にとっても、つらい事で、そういう歴史の上に今の私たちがいるので、ぜひ「平和の礎」を訪ねてお参りしたいと思っています。さて、温山会は、来年創立90周年を迎えます。現在、記念行事を計画中です。また昨年５月には、温山会のホームページが開設されました。ぜひご覧ください。沖縄支部は43番目の支部ですが、44番目の支部として初の海外支部であるニューヨーク支部が設立されました。」と挨拶があった。
　続いて、平成27年度沖縄支部活動報告および決算報告が行われ、次に、平成28年度支部活動計画（７月～10月に温山会員家族のビーチパーティー、10月～11月父母の会懇談会に役員が出席、毎年支部総会を２月第１土曜日に開催）と収支予算案の説明があり、全ての議案が承認された。
　最後に、沖縄支部名誉顧問の比嘉清松氏から、「支部の立ち上げに関わった私としては、何とか支部を盛り上げていきたい。沖縄は若い人ばかりなので、若いパワーで盛り上げて頂き、発展を願う。」と挨拶があった。引き続き懇親会に移り、源河利憲氏(大51）の乾杯の発声で会はスタートした。比嘉名誉顧問のご自宅から、33年物の古酒をご持参頂き、まろやかで口当たりのよい泡盛に酔いしれ、
アメリカ軍の捕虜になった体験談は、教科書でしか知らない世界で、みな興味津々で聴き入っていた。沖縄弁と伊予弁が飛び交い、

３年振りの再会に話が弾んでいた。あっという間に2時間が経ち、松山大学校歌、松山商大校歌、逍遥歌を斉し、参加者の中で最年少の崎原盛之氏（大56）による一本締めで会はお開きとなった。