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「第355回松温会1月例会」を開催

更新日:2015年1月15日

img20150430_06「第355回松温会1月例会」を開催平成27年1月15日(木)正午より、いよてつ会館3階ロビンルームにて「第355回松温会1月例会」が開催され、40名の卒業生や大学関係者が参加した。新年最初の「松温会」ということで、冒頭の秋川会長の挨拶では、新年の挨拶と松温会をより一層活性化せていきたいという抱負が述べられた。挨拶の後、昨年1年間の松温会(11回開催)に皆勤された4名の方々に松温会より感謝の気持ちとして、「松温会例会参加無料券(1回分)」が秋川会長より贈呈された。

松温会では、毎回温山会員の方に様々なテーマで講演をして頂いているが、今回の講演は、『私、気象予報士になりました~夢は諦めなければ叶う~』と題して、現在フリーアナウンサーとして活躍されている水口佳美さん(大学53回卒業)に気象予報士を目指すきっかけから試験合格までの苦労話、気象予報士として第一線で活躍するにあたっての抱負、簡単な実験などを披露して頂いた。

気象予報士を目指すきっかけは、学生時代から「アナウンサーになりたい」という夢を持ち、県内の放送局に就職し、ニュース番組でお天気キャスターを担当したことに遡る。「 結婚、育児、仕事をしながら時間の合間を使っての受験勉強は大変だった」と振り返った。しかし、初志貫徹の気持ちを持ち続け、昨年8月に気象予報士試験を受験し、同年10月に合格、気象庁へ登録を行い、晴れて『気象予報士』となった。この気象予報士試験は、年2回(1月・8月)開催され、毎回の合格率は、全体の5%前後という難関の国家資格である。講演の終盤では、ペットボトルに半分水を入れ、その中に二酸化炭素を吹き込み、ボトルを締めシャッフルさせるとペットボトルが大きくへこんでしまうという実験が行われた。これは、二酸化炭素が水に溶けてその分の空気がなくなってしまったことを表しており、このように二酸化炭素が水位を上昇させ、地球温暖化をもたらす一因になっていることが実験で示された。

img20150430_07講演の最後には、「気象災害が多発している時期に気象予報士という資格を取得できたことは嬉しいが、責任の大きさも感じている。今後は、主に県内の気象予報を中心に行うことになるが、愛媛県は地形的にも予報が難しい地域でもある。しかし、気象災害が起こらないように今後も呼びかけていきたい」と抱負を述べた。

次回「第356回松温会2月例会」は、今春3月卒業予定の在学生を招き、『18年越しの夢~小さなことを積み重ねて~』と題し、現在の大学生の生活事情から就職活動の内情、社会人として踏み出す抱負などを発表して頂く予定。日時・場所は、2月19日(木)正午よりいよてつ会館にて開催する。

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