硬式野球部OBと大学生と高校生との交流会
松山大学硬式野球部OB(温山会員)を通じた大学生と高校生の交流
松山大学硬式野球部の卒業生には、高校教員となって教育や硬式野球の指導に携わっている方が大勢いる。そういった方々が指導をしている高校の野球部同士で、交流試合を開催するという取り組みが、今年初めて行われた。
大会名は本学硬式野球部OB会の名を冠し「第1回 松山大学六八(ろっぱち)会交流戦」として、本学久万ノ台グラウンドおよび新田高校グラウンドにて、平成27年11月21日(土)・22日(日)の2日間にわたって開催された。
参加校は平成27年度秋季四国地区高等学校野球大会に出場した新田高校をはじめ、東温高校、新居浜商業高校、藤井高校(香川県)、沼田高校(広島県)の計5校が集まった。当日の審判やボールボーイなど試合に関わるすべての運営を松山大学硬式野球部員が行い、高校生のひたむきなプレーをサポートした。
この試合を通じて、OB会「六八会」の交流促進にとどまらず、準備や運営に携わったり、先輩が高校生に指導する姿を目にしたりすることで、本学の現役硬式野球部員にとっての学びの場となることも狙いとしている。試合の合間には本学硬式野球部員が高校生にアドバイスを送って振り返りを行った。東温高校出身の光田一樹主将(経済3年)は「多くの先輩が高校野球の指導に携わっており、私も教員志望なので、将来は高校教員としてここに戻ってきたいと思いました。また、高校生が一生懸命に取り組む姿勢や恩師の野球を改めて見ることができ、新鮮な気持ちになりました。今回の取り組みの中で学んだことを野球に活かして、先輩方の思いも胸に是非とも全国大会に出場できるよう頑張りたいです」と話した。
六八会会長の大澤征司(大17回)氏は「近年、思うように結果が出せていない本学硬式野球部ですが、このような交流を通して高校、大学が一丸となって活躍してほしい。高校野球に関わっている皆さんは甲子園出場、そして、硬式野球部の後輩たちには是非とも全国の地で一勝を期待したい」とエールを送った。試合後に開かれた懇親会では、プレーの振り返りや、指導現場での苦労話、大学時代の思い出話など、世代を越えた交流が行われた。
参加校の松山大学硬式野球部OB(温山会員)は次の通り。
沼田高校 監督 岩本 洋明 大37(昭62年度)
新居浜商業 監督 佐伯 英樹 大39(平元年度)
新田高校 監督 岡田 茂雄 大48(平10年度)
新田高校 副部長 東條 雄一 大62(平24年度)
東温高校 監督 和田健太郎 大51(平13年度)
藤井高校 部長 三好 智也 大61(平23年度)